村櫛に伝わる珍しい節分の風習

 2月3日は節分、節分には、いわしの頭にヒイラギの枝をさし戸口に飾るのが一般的のようです。
 ヒイラギのとげで鬼の目をつき、ぼら・いわしの臭いで鬼の鼻をついて鬼(邪気・災厄)を払うという意味とのことです。
 この村櫛地区では、古くから竹かごにヒイラギをさし、竹さおの先にかぶせ庭先に飾る風習があります。
 なぜ竹かごにヒイラギなのか不思議でなりませんでした。上記にぼら・いわしの臭いとありますが、静岡県と愛知県の一部では竹かごのことを「ぼおら」とよんでいます。この事から勝手な推測ですが、時期的に入手しにくい「ぼら・いわし」の代わりに竹かご(ぼおら)を使うようになったのではないかと思います。
 ヒイラギの枝を求めて、上の山公園、お墓の山と探しました。昔は何処にでもあったヒイラギの木、いくら探しても見つかりません。太田地区まで入り込み探す事1時間半、山を登りまた下りの繰り返し、半分あきらめかけたその時5メートルほどの先にそれらしき木を見つけ恐る恐る近づくと紛れもなくあのトゲトゲとしたヒイラギでした。それも地を這うように5・6本の枝つけた誠につつましやかな一株、申し訳ない思いでしたが一枝だけつませてもらいました。まるで「マツタケ」でも探し当てたような気分で山を下る自分にほほえましささえ感じる一コマでした。(M・M)
村櫛に伝わる珍しい節分の風習

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